こんにちは、開発2部デザイナーNです。
今回は架空アプリゲームの「イベントロゴ」制作過程を紹介していきます。
「イベントロゴ作成ってどうやればいいの？」「イベントロゴ作成って難しい…」
そんなロゴ初心者の方に向けた内容となっていますので、少しでも参考になると嬉しいです。
というのをみなさまにも分かってほしい…あわよくば好きになってほしい…！！！
では、作成の流れをご紹介します。
① 資料集め
「レディ・ショコラの忙しい一日」というバレンタインイベントを想定したロゴを作成します。
普段はシナリオや仕様も参考にしつつイメージを膨らませていきますが、今回はなんちゃってイベントになるため一から自分で考えます。
バレンタイン、チョコ、女の子がいっぱい登場するせわしなさなど、連想したキーワードに合うもの、一般的なイメージ、何を使えばそれを表現できるかなどを考えながら資料を探します。
② テキストを組み立てる
まずはレイアウトを決めます。
Photoshopのテキストツールで仮組を行い大まかな配置を決め、テキストを１つずつ独立したレイヤーにして文字サイズや改行など細かい調整を行います。
いくつか案を作成し、一番忙しさが表現できそうな左下の案をベースに作成することにします。
大体の配置が終わり次第イメージに近いフォントに変更します。
フォントを決めるにあたり、エレガントで女性らしさをイメージした案とポップで可愛らしいイメージの案を作成しました。
現状どちらで進めても良さそうだったので、このままラフ作成に進みます
③ テキストに装飾を付けていく（ラフ作成）
②で作成したテキストにざっくり色や装飾をつけて全体のイメージを作っていきます。
ラフの段階で全体が見えるようにラフを作る場合と、文字部分を優先して後程装飾を詰める場合がありますが、今回はこの段階で装飾も詰めていきました。
軽く装飾をつけた結果、右の方が作成したいイメージに近かったのでこちらでラフを詰めています。
細かい部分では下記のようなことを考えながら作成を進めました。
▼重要なポイント
・文字間の調整と装飾で密度を出すことで、見た目の忙しさを上げる
・色はバレンタインカラーに調整
⇒色味を絞ることで装飾のごちゃつき感を抑える
▼個人的なこだわりポイント
⇒手作りチョコの飾りをイメージしたワンポイントを追加したり、リボンをかけてプレゼント風に調整
・忙しさを表現するため「忙しい」に汗を飛ばしたり、背景の装飾に忙しさの元凶の手作りチョコを配置
・「一日」の下の隙間埋めのため「Ｖａｌｅｎｔｉｎｅ」の文字を追加
⇒「一日」を「バレンタイン」とも読ませたい意図もある
⇒「Ｖａｌｅｎｔｉｎｅ」の文字が浮かないようにリボンを敷き、全体のまとまり感を出す
・「一日」の上下の隙間を埋めるためハートのリングを追加
⇒射貫いてるようにも見えたので、「一」をキューピッドの矢のような形状に変更
④ 全体を作り込む（清書）
③で決めたラフをベースに作り込んでいきます。
文字の形を変える場合はシェイプ化し、レイヤー効果を使用して調整を進めていきます。
また、作り込みの最中で「こうしたほうが良さそう」ということが発生したら都度調整を加えていきます。
そして完成したのがこちらです。
ラフがしっかり作れたので装飾部分の変更はほぼありませんでしたが、ここでも細かい部分で調整を入れています。
・装飾のテイストを統一
・文字の太さを調整し、視認性を上げる
・色を明るめに調整し、全体の雰囲気を明るくする
・一番外側に境界線やドロップシャドウを付け、下敷きの色からロゴが浮くようにする
⇒キャラクターや背景と組み合わせたときに目立つように
・「レディ・ショコラ」の文字の形状を阻害しないよう、リボンの形状を調整
・ボウルと泡だて器の色はより可愛い色に調整
⇒色数を減らす意図もある
・右側チョコレートの種類を変更し、色んな種類のチョコを作って「忙しい」感を出す
・「一」と「日」の重なり部分の明度を調整し、文字の融合を回避
・「一日」を傾け、「い」との衝突を回避
⇒「一」の左上の隙間埋めの意図もある
以上、ロゴの制作過程をご紹介しました。
今回ご紹介したのは私の制作過程となります。
ロゴの制作過程は人それぞれですので、自分なりの制作過程を探してみてください！
最後までご覧くださりありがとうございました。
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